配管凍結はなぜ発生する?凍結の防止法をプロが解説!

皆さんこんにちは。

山口県岩国市を拠点に全国で商業施設や学校・工場などで保温・板金工事を手掛けている沢井保温工業株式会社です。


「自社の屋外配管は本当に保温材だけで大丈夫なのか」「万が一凍結した場合の操業停止リスクを確実にゼロにしたい」と、不安や疑問を抱えている施設管理者の方も多いのではないでしょうか?


突発的な配管の破裂トラブルは、高額な修理費用だけでなく、生産ラインの停止など、甚大な経営リスクにつながります。実は、適切な保温材の選定と凍結防止ヒーターの併用、そしてプロの施工を行うことで、これらのリスクは限りなく低減できます。


そこで今回は、確実な凍結防止を実現するための保温材の種類、ヒーターの活用法、そして専門業者に依頼するメリットについてご紹介していきます。資産と事業を守るための万全な対策を検討されている法人・施設管理者はぜひご覧ください。


■操業停止リスクを防ぐ凍結管理



工場や商業施設、オフィスビルなどの施設管理者にとって、冬場の配管凍結は単なる水道管のトラブルではなく、ビジネスにおける重大なリスクです。家庭とは異なり、施設では給水・給湯ラインや生産ラインの配管が凍結・破裂すると、操業停止、製品の品質破損、設備の水浸しによる二次発生、そして長期にわたる修理費用と信頼の喪失につながる可能性があります。


特に、外気に晒される屋外の部分や、風通しの良い箇所にある給湯器や、メーターボックス周辺は、気温が目安の$-4^\circ\text{C}$(マイナス4度)に達する前に、風の影響や夜間の温度低下により急速に冷やされます。凍結が発生してから業者に連絡し、対応を依頼しても、寒波のピーク時は修理業者の手配に時間がかかり、ビジネスへの影響が大きくなります。


したがって、最も重要な対策は、突発的なトラブル対応ではなく、事前の「予防」です。施設の安定稼働を確保するためには、確実な保温と凍結防止措置が必要であり、これは設備の「維持」ではなく、「事業継続」のための必須作業であることを理解してください。プロによる適切な施工を行うことが、結果的に最も経済的かつ安全な方法となります。


■配管凍結防止に不可欠な保温材



配管凍結防止の方法として最も基本でありながら、最も必要な対策が「保温」です。保温材とは、配管の部分を外気の寒さから守るための断熱材であり、適切な製品の取付が不可欠です。市場には様々な種類の保温材が出回っていますが、その選定を誤ると、寒波時に十分な凍結防止効果が得られず、破裂や破損の原因になりかねません。特に、屋外の配管や、ボイラーなどの給湯機器から延びる給水・給湯ラインは、常に外気にさらされるため、高い断熱性能を持つ保温材が必要です。


・テープとカバーの適材適所

保温材の種類は、大きく分けて「テープ型」と「筒状のカバー型」があります。テープ型は、バルブや水栓、継ぎ手といった複雑な部分の取付に優れており、作業性(施工性)が高いというメリットがあります。一方、カバー型(筒状タイプの断熱材)は、長い直線の配管に対して均一かつ高い断熱材の性能を発揮し、広い部分を短時間で覆うことができます。それぞれの特徴を理解し、配管の形状や部分ごとに適した方法で保温することが、確実な凍結防止につながります。


・現場環境に合わせた素材選定

保温材の材質は、ポリエチレンフォーム(ポリエチレン製)が一般的ですが、工場の排気や温度が高い部分では、熱に強いグラスウールなどの断熱材が必要になります。また、屋外で雨や紫外線にさらされる箇所には、耐久性の高い素材を選定し、さらにその上から保護テープやカバーで覆う作業が必要です。保温材が水を吸ったり劣化したりすると、断熱性能が著しく低下し、凍結の原因となるため、設置環境に合わせた製品選びと施工が重要です。


・性能を左右する厚みの選定

保温材の凍結防止性能は、「厚み」が大きく影響します。一般的に、保温材が厚いほど、外気の寒さが配管内部に伝わりにくくなります。ご利用になる施設の立地温度(温度が低くなる可能性)や配管の種類、直径などを考慮し、適切な「厚み」の保温材を選定することが必要です。特に、気温が$-4^\circ\text{C}$を大きく下回る寒冷地や、風通しが良く冷えやすい部分では、標準タイプよりも厚みのある製品を選定する、または二重に保温材を巻くといった対策が必要になる場合があります。


■ヒーターや便利グッズの活用法



保温材による断熱対策は配管凍結防止の基本ですが、極端に気温が下がる環境や、夜間や早朝に温度が低くなる部分では、熱源を加える方法の併用が確実な対応策となります。それが凍結防止ヒーターの設置です。ヒーターは保温材とセットで必要な対策であり、配管を常に一定の温度以上に保つことで、内部の水が凍る可能性をゼロに近づけます。


・凍結防止ヒーターの設置

凍結防止ヒーターは、主に屋外の給水・給湯配管や、給湯器周辺の部分に巻き付けて使用する電熱テープ状の製品です。このヒーターを設置することで、外気の寒さが保温材の断熱性能の限界を超えたとしても、配管に熱を供給し続け、凍結を防止します。設置の際は、ヒーターが配管全体に均等に密着するよう作業することが重要です。


また、電源コンセントへの接続が必要であり、施設の安全基準に則った施工を行う必要があります。特に、塩ビ管などの樹脂材質の配管にヒーターを取付ける際は、過熱による破損を注意深く予防することが必要です。


・サーモスタットによる制御

凍結防止ヒーターを効率的にご利用いただくためには、サーモスタット(温度制御装置)の活用が不可欠です。サーモスタットは、ヒーターの電源を常に入れたままにするのではなく、配管表面の温度を感知し、凍結の恐れがある温度に達した時だけ自動で通電を開始し、加熱する機能を持っています。


これにより、気温が高い時間帯や、凍結の必要がない場合には自動で電源がオフになるため、無駄な電力消費を抑え、ランニングコストを削減するメリットがあります。専門業者の施工では、サーモスタットの温度設定や設置箇所も、施設の環境に合わせて最適化し、最大の凍結防止効果と省エネ効果を両立させることが可能です。



■専門業者による施工メリット



ここまで、配管凍結防止のための保温材やヒーターといった製品の必要性と方法について解説してきましたが、最終的に最も重要となるのが、これらの対策を正しく行う「施工品質」です。工場や施設における配管は、複雑な構造や多岐にわたる部分(バルブ、水栓、給湯器など)があるため、DIYレベルの作業では、わずかな部分の保温不足やヒーターの巻き付け不良が、凍結と破裂の原因となり、かえって大きな修理費用や業務停止といったリスクを招く恐れがあります。


・資産を守る確実な施工品質

専門業者に凍結防止の工事を依頼する最大のメリットは、資産を守る「確実な施工品質」です。私たちのような事業者は、施設の設置環境や配管の材質、過去の凍結発生箇所などを詳細に調査し、屋外の厳しい寒さにも耐えうる最適な厚みの断熱材を選定します。


特に配管の曲がり箇所や継ぎ手部分など、保温材を適切に取付けることが難しい部分まで、隙間なく保温する作業は、豊富な経験と専門的な工具が必要です。確実な施工は、その後の数年間、施設を凍結トラブルから守り続け、水の漏水や破損といった突発的な対応を予防します。


・省エネとコスト削減の両立

単に凍結防止を行うだけでなく、専門的な保温工事は「省エネとランニングコスト削減」にも貢献します。ヒーターを設置する場合、サーモスタット(温度制御装置)と組み合わせることで、必要な部分に必要な時間だけ通電させることが可能になり、無駄な電力消費を大幅に抑えられます。


さらに、適切な保温材によって配管からの熱損失を防ぐことは、給湯機器の運転効率を向上させ、燃料費(ガス代や電気代)の節約にも直結します。つまり、初期の工事費用はかかりますが、長期的に見れば、凍結対応費用の予防と、日々の運転コストの削減という二重のメリットをもたらします。


■まとめ



本記事では、配管凍結防止が事業継続のための必須対策であることを解説しました。凍結による配管の破裂や破損は、操業停止という甚大なリスクを伴います。


この対策には、まず基本となる「保温材」の適切な選定と施工が不可欠です。さらに、寒さの厳しい部分には、サーモスタットによる自動制御機能を持つ凍結防止ヒーターを併用することで、より確実な予防が可能になります。


大切なのは、これらの作業をDIYや応急処置で済ませず、専門業者に依頼することです。プロによる確実な施工品質は、長期的な凍結防止と、施設の省エネ、コスト削減を両立させます。大切な資産と事業を守るため、本格的な冬が来る前に、ぜひ専門家にご相談ください。


■配管の確実な凍結防止は沢井保温工業へご相談ください!



配管凍結防止対策は「その場しのぎの応急処置」ではなく、「事業継続性を確保するための戦略的投資」であるべきです。一般的な保温材の取付だけでは、複雑なバルブ周りや風当たりの強い屋外の部分で凍結リスクを完全に排除することはできません。


当社、沢井保温工業株式会社は、長年の経験から、施設の立地温度、配管の材質、熱損失部分を徹底的に分析します。最適な厚みの断熱材の選定はもちろん、ヒーターのサーモスタット制御による電力コスト削減、そして最もトラブルが発生しやすい継ぎ手部分への確実な施工により、お客様の貴重な資産を寒さから守り、安定稼働をサポートします。


「毎年どこかの部分が凍ってしまう」「既存の保温材が劣化していないか心配」「ヒーターを効率的に設置したい」といった具体的なお悩みから、「適切な凍結防止の方法をゼロから知りたい」という初期のご相談まで、どうぞお気軽にお問い合わせください。専門家が現場調査から最適な対策をご提案し、長期的な安心をお届けします。


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