皆さんこんにちは。
山口県岩国市を拠点に全国で商業施設や学校・工場などで保温・板金工事を手掛けている沢井保温工業株式会社です。
建設現場で働く外国人の姿を目にする機会が増え、「なぜこれほど急増しているのか」「現場でどうすれば円滑に連携できるのか」など、疑問や受け入れ体制への不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?人手不足が叫ばれる中、彼らの存在感は年々増しており、気になっている方もいるでしょう。
実は、この増加傾向は単なる一時的なブームや数合わせではなく、制度の整備や彼らの技術向上により、企業の「頼れるパートナー」として定着し始めていることの表れなのです。
この記事では、建設業における外国人労働者数の最新推移や国別の内訳、そして現場で直面する課題をチャンスに変えるための管理ポイントについて解説します。今後の採用戦略を考えている経営者様や、現場の生産性を高めたい管理職の方は、ぜひ参考にしてみてください。
■業界を支える労働者の推移

厚生労働省の届出状況などのデータを見ると、建設業で働く外国人労働者の推移は年々増加の一途をたどっています。これは単なる数合わせではなく、彼らが日本の建設現場において欠かせない「仲間」として定着し、企業の事業運営を支える重要な基盤となっている現状を表しています。
・増加は信頼と実績の証
かつては「技能実習」制度を利用し、母国への技術移転を目的として来日するケースが中心でした。しかし、近年では「特定技能」などの新たな在留資格が整備され、即戦力として活躍できる人材の受け入れが進んでいます。彼らが真面目に業務に取り組み、確実に技術を習得してきた実績が多くの企業で高く評価された結果、一過性ではない継続的な雇用の拡大につながっています。これは、彼らが単なる労働力ではなく、信頼できる技術者として認められている証拠です。
・現場で高まる活躍の割合
国内の建設業界全体において、就業者に占める外国人の割合は着実に高まっています。日本人の職人が高齢化し、若手の人材確保が難しくなる中、その存在感は増すばかりです。型枠や鉄筋、内装工事など、多様な職種で彼らの力が必要とされており、現場の施工管理を補佐するリーダー格に成長する人も少なくありません。データ上でも、製造業など他産業と比較して建設業での増加率は高く、現場になくてはならない存在となっています。
・人手不足を救う頼れる戦力
建設業が直面する深刻な人手不足は、日本人だけの採用では解消が困難な課題です。しかし、多くの建設会社はこれを「安価な労働力」としてではなく、優秀な人材を確保する好機と捉えています。意欲的な外国人を正社員として採用し、自社で育成することで、企業の生産性は向上します。今後も需要が見込まれる建設市場において、彼らは日本のインフラ整備や建築現場を支える、頼れる戦力でありパートナーなのです。
■国別の個性豊かな仲間たち

ひとくちに外国人労働者といっても、その出身国は多様化しており、それぞれ異なる文化や背景を持っています。国ごとの傾向やデータを知ることは、円滑な現場運営と、互いに尊重し合えるコミュニケーションの第一歩です。
・国別で見る労働者の内訳
厚生労働省の「外国人雇用状況の届出」などのデータを見ると、建設業で働く外国人の国籍別割合では、ベトナムが最も多く、全体の4割近くを占めるトップとなっています。次いで中国、フィリピン、インドネシアと続きます。
かつては中国が多数派でしたが、近年はベトナムからの技能実習生や特定技能(即戦力となる在留資格)での受け入れが急速に進みました。また、最近ではインドネシアやミャンマーなど、新たな国からの人材も増加傾向にあり、現場の多国籍化がより一層進んでいます。
・各国の強みを現場に活かす
各国の文化や国民性の違いを理解し、彼らの強みを活かす配置を行う企業が増えています。例えば、手先が器用で真面目な人が多いとされるベトナム出身者は、細かい精度が求められる型枠や鉄筋などの作業で高い能力を発揮することが多いです。
また、明るくチームワークを大切にする傾向があるフィリピンやインドネシア出身者は、連携が必要な現場作業でチームの潤滑油となることもあります。もちろん個人差はありますが、こうした背景や「お国柄」を日本人スタッフが知識として理解・尊重することで、誤解を防ぎ、より安全で生産性の高いチームを作ることが可能です。
■現場の問題は成長の機会

建設現場で外国人と共に働く際、避けて通れないのが「言葉」や「文化」の違いによる課題です。しかし、これらの問題を単なる障害として捉えるのではなく、現場全体の指示の出し方を見直し、安全管理レベルをさらに向上させるための「成長の機会」と捉える前向きな姿勢が重要です。
・言葉の壁を越えるチーム力
日本語の習熟度には個人差があり、専門用語が飛び交う現場では、指示が正確に伝わらないことがあります。しかし、これを解消するために「見てわかる」写真やイラスト入りの作業手順書を作成したり、翻訳アプリを活用したりする取り組みは、結果として経験の浅い日本人スタッフにとっても分かりやすい環境作りにつながります。
言葉の壁を乗り越えるために行う丁寧なコミュニケーション(意思疎通)や確認作業の徹底は、重大な事故につながるヒヤリハット(事故の一歩手前の危険な出来事)を減らし、チーム全体の結束力と安全意識を高めるきっかけになります。
・誤解から生まれる問題を解消
文化や習慣の違いから、予期せぬ誤解やトラブルが生じることがあります。例えば、指示に対して元気に「はい」と返事をしても、内容を完全に理解していないケースがあります。これは悪気があるのではなく、「分からなくても、目上の人にはまず肯定的な返事をする」という文化背景を持つ国もあるからです。
対策として、一方的に話すのではなく、「何をするか」と同時に「なぜそうするのか(作業の目的)」を丁寧に説明し、実際にやってみせてもらう確認プロセスを導入しましょう。互いの背景を理解し合う姿勢が、働きやすい職場環境を作り、人材の定着率改善にも貢献します。
■雇用を守る大切な必要書類

外国人労働者を雇用する際、最も重要なのが法令遵守(コンプライアンス)です。適切な手続きと書類管理は、労働者本人を守るだけでなく、企業が社会的な信頼を維持するために不可欠な土台となります。複雑に見える手続きも、正規のルールに則って運用することで、双方が安心して働ける環境が整います。
・信頼を証明する必要書類
採用時には、日本人雇用とは異なる書類が必要です。特に重要なのが「在留カード」と「パスポート」の確認です。また、雇い入れ時と離職時には、必ずハローワーク(公共職業安定所)へ「外国人雇用状況の届出」を行うことが法律で義務付けられています。特定技能や技能実習生の場合は、さらに支援計画書や認定証など、在留資格に応じた専門的な書類も必要になります。これらを不備なく整備し、いつでも提示できるように管理することは、適正な運営を行う優良企業としての証明になります。
・不正を防ぎ会社を守る
「知らなかった」では済まされないのが、在留資格を持たない人を働かせてしまう不法就労などの法的リスクです。在留カードには就労可能な資格の種類や、活動の制限有無が記載されています。これを現物で確実に確認し、有効期限が切れていないか、建設業の現場で働ける資格かをチェックする管理体制が必須です。偽造カードを見抜くための出入国在留管理庁のアプリ活用や、行政書士などの専門機関と連携し、不正を未然に防ぐ仕組みが会社と従業員を守ります。
・長く働いてもらう環境作り
書類上の手続きだけでなく、彼らが将来に希望を持って働ける仕組みを整えることも大切です。例えば、「建設キャリアアップシステム(CCUS)」への登録を支援し、彼らの技能や就業履歴をデータとして「見える化」することは、公正な評価と適切な賃金アップにつながります。また、社会保険への加入や日本人と同等以上の待遇を保証することは、生活の安定をもたらし、結果として貴重な人材の定着と企業の技術力向上という大きなメリットに直結します。
■まとめ

本記事では、建設業で急増する外国人労働者の実態と、現場で共に成長するためのポイントを解説しました。
彼らは今や、単なる人手不足の解消策ではなく、日本の建設技術を支えるかけがえのない「パートナー」です。言葉や文化の壁はありますが、相互理解を深め、適切な安全管理体制を整えることは、組織全体の結束力と生産性を高める好機となります。
法令遵守(コンプライアンス)に基づいた適正な雇用環境を整備し、彼らを信頼できる仲間として迎え入れることこそが、貴社の持続的な発展と、これからの建設業界の未来を拓く鍵となるでしょう。
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